土方久元日記(明治24年7月14日)から
首都大学東京図書情報センター所蔵 画像掲載申請中
準備中

準備中

準備中

準備中

  罷り越し 演舌(演説) 並びに
  授与致し 参る 占(しめる)

    以下略 文武官 数十名を案内致し
誠に盛会に有りし候
一時五十分 汽車にて
横浜より帰り
女子奨励会学校
卒業授与式に付き    横浜に行く 
   支那軍艦に乗り込み 一覧
   立食にて饗応(供応)あり
   水師提督 丁 汝昌 并(並び)に
   公使 季 経芳(李 経方)と
   皇族 大丞 助 (旧官職のひとつ)    (明治二十四年七月)
火  同十四日 晴れ
○  午前 渥見契縁来る
   八時新橋発車 汽車にて
東京女学館第一回卒業証書授与式は明治24年7月14日と判明する
平成13年に再発見された、櫻井錠二遺品資料の中に「東京女学館第一回卒業証書授与式次第・明治24年7月14日付」があった。重要な新資料と分り東京女学館百年史資料室へ寄贈した。所が女学館ではそれまで、震災、戦災などで多くの資料が消滅していて確たる資料が無い中、当時の新聞や雑誌の記事から第一回卒業証書授与式は同年7月17日、21日などの諸説があり、益々混迷を増す事となった。また既に所蔵していた「第一回卒業証書」には明治24年3月31日と記載されている事も謎となっていた。その後東京女学館百年史資料室の元編集者の元木光雄先生から更なる確証資料として卒業証書の授与者である土方久元日記の存在のご指摘を頂き、「東京女学館第一回卒業証書授与式次第」を寄贈した由縁もあり、調査の申請準備をしていた所、首都大学東京大学院のS教授のご協力を得て、同大学図書情報センター貴重資料の中から日記のコピーを入手することが出来た。この朗報を早速元木先生にお送りし、長年謎とされていた第一回卒業証書授与式が明治24年7月14日(火曜日)と判明するに至った。尚、詳細は東京女学館編集・発行(学内誌)「菊」平成18年度の「東京女学館第一回卒業証書授与式のこと(承)」に記載されている。
Home 年表3